今回は、メニエール病、めまいでお悩みだった患者さんの治療症例を紹介させて頂きます。
実際にめまいが起きてから医療機関などどこに行かれたのか?
当院で行った、メニエール病、めまいの治療方法、メニエール病の原因、メニエール病が再発しない為にはどうしたら良いか?
などを詳しく紹介させて頂きます。
もしあなたがメニエール病、めまいでお悩みならこのページの情報があなたのお役に立てれば幸いです。
目次
メニエール病、めまいでお悩みのSさんがご来院されるまで
Sさんは、当院にご来院される約1ヶ月半ほど前にめまいと右耳につまり感、音の聞こえにくさを感じ、耳鼻科さんに行かれました。
耳鼻科さんでステロイド剤の治療を受けて1週間ほどで一旦回復されたそうです。
しかし、1週間ほど経過して再び右耳に圧迫感を感じお薬をもらって服用を続けるものの改善せず、メニエール病という診断を受けました。
日によって症状の出方は、色々だったそうですが、右耳の圧迫感、後頭部のだるさ、めまい、体のだるだ、胃腸がよく動いてしんどい、などの症状に悩んでいたそうです。
メニエール病を回復させる為に西洋医学ではない方法を探している時に当院の存在を知り、治療を受けにご来院されました。
初めてご来院された時は、駅から歩いて来られたのですが、息も上がっていて呼吸の調子も良くないようでした。
また症状を細かく聞きますと、疲れが溜まりやすいようでした。
メニエール病、めまいの原因は?
メニエール病は、回転性のめまい、難聴、耳鳴り、耳閉感の4つの症状が出ている状態の事をメニエール病と言います。
メニエール病は、内リンパ水腫によって中耳、内耳の前庭、内耳の三半規管、内耳の蝸牛の神経の状態が悪くなり、めまい、難聴、耳鳴り、耳閉感といった症状が出てしまいます。
では、なぜ内リンパ水腫によって中耳、内耳の前庭、内耳の三半規管、内耳の蝸牛の神経の状態が悪くなってしまうのでしょうか?
メニエール病は、よく原因不明などと言われますが、当院ではメニエール病の原因を以下であると考えています。
1.生活習慣の乱れ
2.体の歪み
3.自律神経
4.精神的ストレス
です。
上記の問題がありますと、中耳、内耳の状態が悪くなり、めまい、難聴、耳鳴り、耳閉感の症状が出てきます。
Sさんにもメニエール病の原因について詳しく説明させて頂きました。
メニエール病の原因と治療法について詳しく知りたい場合は、メニエール病の原因と治療法のページをご覧いただければと思います。
1.メニエール病と生活習慣の乱れについて
生活習慣の乱れとは、様々な事があげられます。
・睡眠時間が極端に短い
・寝る時間がバラバラ
・夜中に起きている
・食事の時間がバラバラ
・スマホを触りすぎて電磁波の影響をかなり受けている
などがあります。
上記のように生活習慣が乱れていると、脳の機能が正常に働かなくなります。
脳の機能が低下すると、視床下部、脳下垂体の状態も悪くなりますし、脳内ホルモンの分泌も悪くなります。
そして、自律神経が乱れたり、ホルモンバランスが乱れてしまい、中耳、内耳の状態が悪くなりメニエール病になってしまいます。
自律神経とメニエール病の関係は後述します。
2.メニエール病と体の歪みについて
一番左は、初回の施術前の写真です。
真ん中は、2回目の施術前の写真です。
一番右は、4回目の施術前の写真です。
首筋、顔の地位を左と右とじっくり見比べてみて下さい。
一番左の写真をじっくり見ると、顔の位置が左の方に寄っています。
一番右の写真をじっくり見ると、顔の位置が中心に戻ってきています。
もちろん完璧に顔の位置が中心には戻っていませんが、一番左と比べると顔が中心に戻っているのが確認出来ると思います。
あとで、メニエール病でお悩みのSさんがどのように改善していかれたか?は説明しますが、首の歪み、体全体の歪みがなくなっていくことでSさんのメニエール病は改善していきました。
首の背骨や体全体の背骨、頭蓋骨などに歪みがあると、耳周辺の筋肉に余計な負担がかかり、外耳、中耳、内耳の状態が悪くなります。
結果として、体の歪みの影響でメニエール病になってしまう訳です。
3.メニエール病と自律神経について
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
交感神経と副交感神経は、交互に動きながら耳周辺の毛細血管の太さを調整します。
下記画像をご覧下さい。
交感神経が働くと、耳周辺の毛細血管は細くなり、耳周辺、内耳神経の血流が悪くなります。
副交感神経が働くと、耳周辺の毛細血管は細くなり、耳周辺、内耳神経の血流は良くなります。
メニエール病になってしまっている場合は、自律神経の交感神経が優位に働き過ぎて、耳周辺、内耳神経の血流が悪くなり、結果として耳の神経に栄養が行かなくなり、めまい、難聴、耳鳴り、耳閉感などの症状を引き起こしてしまいます。
内リンパ水腫が出来てしまうのは、内耳の血流が悪くなってしまうからです。
また、内リンパ水腫が出来てしまうのは、免疫力の低下も影響しています。
免疫力の低下は、自律神経の乱れからきます。
免疫力の低下により、細菌、ウイルスの感染により内耳に内リンパ水腫が出来てしまう事もあります。
4.メニエール病と精神的ストレスについて
精神的ストレスには、人間関係の悩み、クヨクヨしやすい、忙しすぎてイライラするなどがあります。
精神的ストレスがあると、脳が興奮状態になったりしやすく、自律神経が乱れてしまいます。
自律神経が乱れてしまうので、結果として血液の流れが悪くなったり、免疫力が低下して、めまい、難聴、耳鳴り、耳閉感などの症状が出てしまいます。
Sさんにもメニエール病の原因について上記の内容を詳しく説明させて頂きました。
メニエール病の原因と治療法について詳しく知りたい場合は、メニエール病の原因と治療法のページをご覧いただければと思います。
メニエール病、めまいの施術、治療
Sさんのメニエール病、めまいの症状を改善してもらう為にどのような施術、治療を行ったか?紹介します。
初回の施術
Sさんのメニエール病、めまいの症状がなぜ起きたのか?
Sさんにご自身の体の状態を認識していただく為、体の歪みの状態、自律神経のバランスの状態などを詳しく調べていきました。
体の歪みに関しては、Sさんご自身にも歪みの状態を認識していただく為に写真を撮りました。
下記写真をご覧下さい。
よく写真を見て下さい。
赤い縦のラインは鼻、唇の中心を通っていますが、鎖骨のあたりは体の左側にずれて通っていることが確認できると思います。
つまり首の背骨に歪みがあり、顔が体の中心より左側によってしまっている事が写真で分かります。
Sさんにも写真を確認していただき、首の歪みがあることを認識していただきました。
そして首の歪みがあると、首や後頭部の筋肉が凝ってきたり、外耳、中耳、内耳にも余計な負担をかけてしまい、結果としてメニエール病になることもお伝えしました。
また他にも側頭骨、蝶形骨、後頭骨など頭蓋骨の歪みも確認し、頭蓋骨の歪みが自律神経やホルモンバランスを見出してしまう原因であることなどもSさんにお伝えしました。
その後、軽く触れる程度の施術を行い、体の歪みが解消したこと、頭蓋骨の歪みや自律神経のバランスが施術前より整ったことを施術後に確認していただきました。
そして、初回の施術の最後に日頃、気をつけること、好転反応の説明を行い、初回の施術を終えました。
2回目の施術
2回目の施術は、初回の施術から1週間後にご来院していただきました。
初回の施術から1週間の体調をお聞きしますと、
・胃がギュルギュルすることが減った
・息切れが軽くなった
・首、肩の痛い場所が変わった
・右耳のあっぱく感が少なくなった
・つかれにくくなってきた
などの変化を実感されたそうです。
少しずつ体が楽になってきたようで、安堵の表情をされていました。
Sさんは、メニエール病になられてから休職もされていたので、その分、回復が早くなっていることも考えられます。
1週間の体調の変化をお聞きした後で、またSさんの体の歪みの状態、頭蓋骨の歪みの状態、自律神経を調整している視床下部の歪み、ホルモンバランスを調整している脳下垂体の歪みなどを調べ、更に良くなるように施術を行いました。
3回目~5回目の施術
3回目~5回目の施術に関しても初回、2回目の施術と同様の事を行いました。
お身体の変化としましては、
・目の疲れがなくなってきた
・首の圧迫感が減ってきた
・胃のムカツキが無くなった
・めまいがしなくなった
などの変化を実感されました。
首の歪みに関しては、下記画像をご覧下さい。
一番左は、初回の施術前の写真です。
真ん中は、2回目の施術前の写真です。
一番右は、4回目の施術前の写真です。
初回の施術の時は、顔が中心から左肩の方にズレていましたが、施術をするごとに顔の位置が体の中心に近づいています。
これは、首の背骨の歪みが施術をする毎に少しずつ取れてきているからです。
そして、首の背骨の歪みがなくなるにしたがって、首や肩の凝り、耳の圧迫感、めまいなどが解消していきました。
体調も良くなってきたので、Sさんは、職場にも復帰されたそうです。
6回目~8回目の施術
6回目~8回目の施術に関しても初回、2回目の施術と同様の事を行いました。
6回目の施術から施術を受ける間隔を2週間、3週間、1ヶ月と段々あけていきました。
施術の間隔を開けても体調が大きく崩れることなく
・耳の圧迫感
・めまい、ふらつき
・目の奥のつらさ
・胃腸の調子
・疲れやすさ
は楽になっているままだそうです。
ただ、仕事で疲れてくると肩が凝ってきたり、頭が重たくなることがあるそうです。
施術の回数を重ねる度にSさんのお身体の状態はドンドン良くなって行かれている事が確認出来ました。
現時点では、8回目の施術が終わったところですが、もともと悩んでいたメニエール病の症状は、ほぼなくなりつつあります。
今後も1ヶ月に1回のペースで治療をもうしばらく受けていただ更に健康になっていただきたいと思います。
メニエール病、めまいの治療症例のまとめ
メニエール病になってしまう原因は、当院の見解としましては、
1.生活習慣の乱れ
2.体の歪み
3.自律神経
4.精神的ストレス
です。
上記の原因をなくせば、かなり高い確率でメニエール病による症状は改善していく可能性が十分にあります。
Sさんの場合は、つかれも相当たまっていたようですので、お仕事もお休みされ生活習慣を整えていただきました。
また、体の歪み、自律神経の乱れ、精神的ストレスがなくなるよう、施術を重ねていきました。
そうする事で、メニエール病による症状が改善していただけました。
ただ、まだ完璧とはいえないのでもうしばらく施術は受けて頂きます。
メニエール病は、一般的には原因不明、一度メニエール病になれば治りにくい、などと言われたりしますが、決してそんな事は無いということが言える症例になったと思います。
メニエール病は、きちんと原因を把握し、適切に施術をすればしっかりと体の体質が変わります。
メニエール病の原因と治療法について詳しく知りたい場合は、メニエール病の原因と治療法のページをご覧いただければと思います。
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